投稿者:Rさん(40代・埼玉)
構成:The Numa Timez 編集部(心のざわつき担当)
📑目次
- 誕生日が、ただ静かに通り過ぎていった日
- 「思い出されなかった日」を、どう受け止める?
- 気づいてほしかったのは、“誕生日”ではなく“存在”
- 編集部より|私も、通知を待っていた
- それでも、私は私のためにロウソクを立てる
- あなたにも、こんな夜はありますか?
🕯️1. 誕生日が、ただ静かに通り過ぎていった日
誕生日。
子どもの頃は、家族がケーキを用意してくれて、友達がプレゼントをくれて、ただそれだけで「自分が特別な日」だと信じられた。
でも、大人になると──
誕生日は、カレンダーの中の“ただの一日”にまぎれていく。
Rさんは、そんな「誕生日の静けさ」に、胸を痛めたひとりです。
💬2. 読者投稿より|「思い出されなかった日」を、どう受け止める?
誕生日当日、特別な予定は入れずに、
洗濯して、掃除して、午後はスーパーへ。それでも、ちょっとだけ期待してました。
「誰か、思い出してくれてるかも」って。LINEの通知音に耳を澄ませて、SNSを開いても、どこまでも静かでした。
数年前までは、スタンプひとつでも嬉しかったのに、
今年は、まるで私は透明人間になったようでした。
🌿3. 気づいてほしかったのは、“誕生日”ではなく“存在”
「お祝いされたいんじゃなくて、
存在を思い出してほしかったんだと思う」
──Rさんのこの言葉が、とても印象に残りました。
ケーキも、レストランも、プレゼントも、いらない。
ただ、「今日だよね」「覚えてたよ」。
そんな、たったひと言で、心がふわっとやわらかくなる。
本当に欲しかったのは、“祝福”よりも“気づき”だったのかもしれません。
🌙4. 編集部より|私も、通知を待っていた
実は、私も最近誕生日を迎えたばかりでした。
「年齢を重ねることに、そんなに意味はない」と思っていたけれど──
LINEの通知は減り、SNSは他人の出来事であふれていて、
ふと、寂しさがこぼれました。
人は、“誰かの記憶の中にいる”ことで、
「ここにいる」って自分を確認してるのかもしれませんね。
🕯️5. それでも、私は私のためにロウソクを立てる
「祝われなかったからといって、私の1年まで消えるわけじゃない」
「私は、私のために、そっと心の中でロウソクを立てようと思う」
なんて、静かで強い言葉でしょう。
誰かが思い出してくれなかった日でも、
自分が自分を思い出してあげられたら、それでいい。
「今日も、生きてここにいた」
そのことに、そっとロウソクを灯すように。
💭6. あなたにも、こんな夜はありますか?
問いかけてみてください。
- 最近、誰かの誕生日を「思い出す側」になれたでしょうか?
- 逆に、自分が忘れられたように感じた瞬間は?
- 「あなたを思い出してるよ」って、伝えたい人はいませんか?
文:The Numa Timez 編集部(心のざわつき担当)
※読者の投稿をもとに再構成し、心の声をお届けしました。
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