冷蔵庫は、家電の中でも24時間365日フル稼働。
だからこそ、ちょっとした使い方のクセが寿命に直結することもあります。
「普通に使ってるだけなのに壊れやすい気がする…」
「電気代が妙に高い?」
そんな人は、知らず知らずのうちに**“冷蔵庫のNG行動”**をやっている可能性も。
今回は、冷蔵庫を長持ちさせるために知っておきたい3つの基本ルールをご紹介します。
冷蔵庫の背面にホコリがたまっている
✅ 冷蔵庫の「裏側」や「下部」にある排熱部分、チェックしてますか?
この排熱口にホコリがびっしりつまっていると、
熱がうまく逃げず、冷却効率が落ちて余計な電力を消費します。
しかも、内部のモーターやコンプレッサーに負荷がかかり、
寿命が短くなる大きな原因に…!
対策方法:
- 壁とのすき間は10cm以上空けるのが理想
- 年に2〜3回は、掃除機やハンディモップで裏のホコリを除去
- 冷蔵庫を少し前に引き出すだけでも◎
電気代の節約+延命効果が見込めるので、これは定期的にやるべきポイントです。
熱いままの料理をそのまま入れてしまう
✅ 「できたてのうちに冷蔵庫にしまわなきゃ」は逆効果になることも。
熱々のままの料理を冷蔵庫に入れると、
庫内温度が急上昇して他の食材も傷みやすくなるうえ、
庫内を冷やし直そうと冷蔵庫がフル稼働状態に。
その結果、電力消費アップ&冷蔵庫に大きな負担がかかります。
対策方法:
- 熱い料理は粗熱を取ってから冷蔵庫へ
- ラップをかけてうちわや扇風機で冷ますと時短に
- 氷水で冷やすのも◎(ただし水気の扱いに注意)
冷蔵庫は“冷たいものを保つ”のが得意で、
“熱いものを冷ます”のは本来の役割ではありません。
冷蔵庫の中がパンパンに詰めこまれている
✅ 収納力に頼りすぎて、ぎゅうぎゅうに詰めていませんか?
庫内にモノが多すぎると、冷気の循環が悪くなり全体がうまく冷えない状態になります。
「奥の方の牛乳がぬるい…」
「なんか野菜がすぐ腐る」
それ、冷気が届いていないサインかもしれません。
対策方法:
- 冷蔵室は**“7割収納”が理想**(冷気が回りやすい)
- 吹き出し口の前にはモノを置かない
- タッパーや小袋に分けて整理整頓するのもおすすめ
収納力は魅力でも、入れすぎは“冷やせない冷蔵庫”を生むので注意です。
まとめ:冷蔵庫は「使い方ひとつ」で長持ちする
冷蔵庫の寿命は10〜15年と言われていますが、
使い方次第で大きく差が出る家電のひとつです。
今回のポイントをおさらいすると…
- 背面のホコリはこまめに除去
- 熱い料理はそのまま入れない
- 詰め込みすぎず冷気の流れを意識
たったこれだけで、冷蔵庫の負担が減って電気代節約にも直結します。
高価な家電だからこそ、少しの気づかいで長く使いたいですね。
文:The Numa Timez 編集部(暮らしのヒント担当)
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